

当社のデザイン室長が、コーセーのパッケージデザインへのこだわりをお話しました。
こんにちは、タローです。
7月6日(金)、“経営とデザイン”をテーマとした月刊誌「日経デザイン」が主催する「パッケージデザインスクール2018春」の第三回目が都内にて開かれました。このセミナーでは当社のデザイン室 室長の新鞍が「3Dモデリングから生まれるコーセーの造形美」と題し、最新鋭のデザインについてお話しました。
マスからハイプレステージまで、幅広いブランドの化粧品を世に送り出しているコーセーでは、早くからデザインのデジタル化に取り組み、容器のデザイン開発に3Dモデリングを取り入れて来ました。
容器をデザインする際、以前は“クレイモデル”という粘土の模型が使われていましたが、内容量設計が難しいという悩みがありました。そこで、コンピュータ上で立体を作成する“3Dモデリング”が行われるようになると、内容量設計の正確さが得られただけでなく、全体像が把握し易くなったり、複雑な造形が可能になる等、多くのメリットが得られました。いまでは3Dモデリングなしにはデザインができない程、重要なプロセスの一部となっているのです!
当社がデザインの造形に3Dモデリングを本格的に取り入れ始めたのは2000年頃からでした。
以降、2010年にレリーフが特徴的な『コスメデコルテ AQMW』スキンケアを発売。
2014年には、大理石が海風や波で削られたような、ザラザラとした質感を再現した『プレディア スパ・エ・メール』スキンケアを発売。
2016年、表面に槌目(つちめ)模様をつけることでひらひらと舞う雪を表現した『雪肌精MYV』スキンケアなどの商品を紹介しました。
いままで社外には出したことのない、開発当時に実際に使用したデザイン画などを公開したことで、受講者の皆さんも真剣な眼差しで聞いていました。
特に好評だったのが、2012年2月に発売した「AQMWポイントメイクアップ」でした。
1匹の蝶の中に、小さな蝶が散りばめられていたことを、皆さんはご存知だったでしょうか!?
「これはレリーフ技法の限界に挑戦しました!」(新鞍本人談)
今回受講して頂いた、およそ30名の方には、講話が始まる前に「コーセーについてのイメージ」をワークショップ形式で伺うことができました。その回答の中には、代表的な商品をはじめ、いくつかのイラストを描いていただいた方も沢山いらっしゃいましたが、ロゴしかご存じない、という方もいらっしゃいました。
美しさや使いやすさ、店頭での見栄えなど、パッケージに求められる要素は多種多様です。
今回の話をきっかけに、デザイナーの皆さんがコーセーのデザインに注目して頂けたら幸いです。
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